2011年

無印良品、IDEE、典型プロジェクトの三者合同による展示会を開催します。「ものづくりとローカリティ」をテーマに、東京の下町で開発された限定商品を販売します。

タイトル: 「良い工場 良い製品」展

日時 : 2011年10月21日(金)〜11月6日(日)

会場 : MUJI東京ミッドタウン、IDEE自由が丘

主催 : 無印良品、IDEE、典型プロジェクト

本展で販売される製品は、町工場の技術をもとに典型的な意匠を開発する「典型プロジェクト」の製品を軸に、無印良品とイデーがそれぞれの視点でディレクションを加えて開発された期間限定の商品です。

価格を抑え質の高い製品を生産するために、その産地はグローバル化する一方で、国内製造業の空洞化を危惧する声もあります。私たちは改めてものづくりと産地の関係を見つめ直すきっかけとして本展を企画しました。

工場で生産される量産品は、伝統工芸のように必ずしも地域性が明確ではありません。

それゆえに実際の製品を通じてこそ、その町らしさが感じられるはずだと考えました。

本展の製品の主な産地は、スカイツリーで盛り上がりを見せる東京の下町・墨田です。この地域は多種多様な日用品をつくる町工場の集積地で、いまでも生活の場にものづくりがとけこんでいます。

墨田の町工場との仕事の中で見えてきた、良い製品のできる工場の特質は「正確」「誠実」「清潔」の三点。これはそのまま日本のものづくりの特質とも言えるのではないでしょうか。

主張しないデザインの中にも強い個性を発する製品を通じて、東京の下町に根付く「精度の文化」を感じていただければ幸いです。

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